ドアを閉めていると猫がドアの前で鳴いています。これは猫がドアを開けて欲しいと訴えて鳴いているからで、基本的にはストレスを与えてしまうことに繋がるので開けてください。しかしドアは開くのと閉めるのが役割です、ずっと開けているのも考え物、どうすればよいのでしょうか。
ドアを閉めているとどうなるのか?
ドアをずっと閉めていると、猫はドアの前で「ニャーニャー」と鳴いたり、爪で「ガリガリ」と引っかきます。これは猫がこのドアを開けて欲しいと訴えているからであり、飼い主の選択肢としては「開ける」が正しい選択です。器用な猫ならドアノブに手を引っ掛けて、自分で開けて入る場合もあります。
なぜドアを開けたがるのか?
猫は家中を自分の縄張り、つまりパトロール対策として見回りします。このドアの向こうはどうなっているのか、猫には気になって仕方がありません。そのため、まだここを見回っていないため、「開けてよ!」と言うわけです。
その他にも寒い冬の時期には、温かい場所を求めて歩き探したり、猫は暑さにはどちらかというと強いですが、暑すぎると涼しい場所を求める場合もあります。
寝る為、リラックスする為、寝心地が良さそうな場所を新規開拓したりあちこちとウロウロするのです。
猫ドアを設置するという方法
猫専用のドアを、通常のドアの下に設置する方法があります。丁度猫一匹分が通れるスペースで、押して開くタイプです。これのメリットは、大きいドアを開ける必要が無いので冷気や暖気を逃がしません。エアコンや暖房を入れている時期は特に便利ですし、猫もガリガリして鳴く必要も無く便利に感じます。
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網戸を入れて設置するタイプや、引き戸にも取り付けられたり、目隠しパネルが添付されているのもあります。
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しかし賃貸での設置は難しく、一戸建ての新築時やリフォームの時に考えるくらいでしょう。どうしても賃貸で猫ドアを設置したい場合は、ペット可能の賃貸物件マンション・アパートに住みましょう。
但し、通常の賃貸物件から犬猫ペット可能物件に変更したマンション・アパート場合は、そのような配慮がされていない場合が多いです。とりあえず動物やペットを飼っていいよ、と大家さんが変更しただけだからです。新築時からペット可能物件とされている場合は、ペットに対する配慮がされていますので、不動産会社の人へ賃貸物件を紹介してもらう際はその旨や要望を伝えましょう。
猫ドアを付けれない場合
猫専用のドアを付けれない場合は、ドア開け防止を考えなければなりません。勝手にドアを開けられると、危険な場合もありドアに挟まれて怪我をしたり、火を使う場所や怪我をしそうな物が置いてある危険な部屋には、カギを付ける事を検討しましょう。
他には、ドアノブのレバーを上につける方法があります。上と言っても届かない上ではなく、垂直にレバー設置します。普通は漢字の「一」のようなレバーですが、数字の「1」の方向に調整すると、手をかけることが出来ません。ドライバー1つで調整できるドアもあれば、元々変更できないドアノブになっている場合もあります。
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究極はドアレバーを丸型に変更します。そうすると握れなければ開くことは出来ません。猫は握ることが出来ないため、これで解決する場合が多いです。
他にも対策方法はいろいろ
ドアの下に空気を通すための隙間が開いています。ここにドアストッパーを挟んで、ドアを開けないようにする方法もあります。他にも赤ちゃん用品でお馴染みの、開閉を防止してくれるアイテムの補助ストッパーを使用するのも良いかもしれません。
では引き戸の場合はどうしよう、と考えたときに引き戸で猫を入れないようにするには単純に「突っ張り棒」を設置しましょう。100円ショップ・ホームセンターで安く手に入りますし、自宅にある木や物干しで代用することも出来ます。